多くのアロマオイルを揃えている生活の木もアロマオイルの中でも人気の高いローズ。
華やかな印象の濃厚で甘い香りが印象的です。
とても貴重なもので、他のアロマオイルよりも値段は高く、アロマオイルの女王とも言われています。
特に女性の心と体に働きかける作用を多く持つことから女性の支持を集めています。
今回は特徴や効果、効能、相性の良いアロマオイルなどを紹介します。
生活の木のアロマオイルのローズの特徴は?
生活の木のアロマオイルでローズといえば「ローズ・オットー」と「ローズabs」の2種類があります。
どちらもとても華やかで優雅なバラの香りがします。
エッセンシャルオイルの女王「ローズオットー」とは?
生活の木の説明では「高貴さが溢れるバラの香り」と書かれています。
「エッセンシャルオイルの女王」とも呼ばれているローズ・オットー。
フワッと香るバラの香りは贅沢な気持ちにもさせてくれますね。
そしてお値段は1mlで7560円と他のアロマオイルと比べて6〜7倍します。
「うわっ。高っ!」と私も初めは驚いてしまって、香りの良さはわかるのですが、なかなか手が出せなかったアロマオイルです。
せめて3mlは欲しいですもんね。3mlだと21600円します。
では、なぜこんなに高価なのかというと、ローズ・オットーのアロマオイルは50本の花からわずか1滴しか採れないそうです。
だから1ml採ろうとするだけでも、ものすごくたくさんの花が必要になるわけで、そのためアロマオイルの値段も高くなってしまうのです。
そしてそれだけの花を凝縮しているアロマオイルなので、ちょっと嗅ぐだけで、バラの花束に顔を埋めたくらい香りがするんですよね。
ローズabsとは?
生活の木の説明では「とてもデリケートな洗練されたバラの香り」と書かれています。
ローズabsは「ローズ・アブソリュート」と読みます。
こちらもローズ・オットと同じようにとても貴重なもので、他のアロマオイルよりも高価です。
お値段は3mlで4320円、10mlで9180円です。
十分高いですが、オットーよりは手が出しやすいですね。
好みの問題でしょうけど、私はabsの方が香りが豊かな印象を持ったのでこちらの方が好きです。
ちなみにオットーとabsの違いは抽出する蒸留法の違いです。
同じようにバラの花から採るのですが、オットーは水蒸気蒸留法で、absは溶剤抽出法で採ります。そのため、オットーはほぼ無色透明で、absは赤色をしています。
ローズウッドやローズマリーは?
同じように名前に「ローズ」が付くものに「ローズウッド」や「ローズマリー」があります。
「ローズの仲間かな?」と思われてしまいそうですが、これは別物です。
ローズウッドは、アマゾンなどの熱帯雨林で見られる常緑高木から採れるアロマオイルで、ウッディな香りがします。ウッディな中に少しローズのような甘い香りが感じられることから「ローズウッド」という名前になったそうです。
ローズマリーはお料理にも使われるハーブの一種で、スーッと鼻に抜けるような香りがします。
アロマオイルのローズの効果や効能は?
ローズの効能は女性の心と体に作用するものが多いのが特徴です。女性から好まれるのもそれが要因かもしれませんね。
ローズの効能は?
アロマオイルの香りは、心と体に作用すると言われています。ローズの効果や効能を簡単に説明します。
- ローズの「心」へ効果
まず心へは、ローズの香りは精神的な緊張をほぐしてくれて、リラックス効果、リフレッシュ効果、前向きな気持ちにしてくれる、情緒を落ち着かせるといった効果が期待できます。
- ローズの「体」への効果
体へは、ホルモンバランスを整えて、PMSや生理痛を緩和する、更年期障害などに効果が期待できます。女性ホルモンに作用する働きがあるので、生理前のイライラや憂鬱(ゆううつ)などにもいいですよ。
また、肌への効果として、アンチエイジングも期待できるので、化粧品に「ローズエキス配合」と書かれているのをよく見かけるのはそのせいかもしれませんね。
使用するときの注意
ローズのアロマオイルは女性ホルモンに作用するので妊娠中は使用を避けるようにと言われています。特に妊娠初期は注意が必要です。
また、香りの作用が強いので、初めは少量ずつから使用するようにしましょう。
そして、マッサージオイルなどに使用する場合には「ローズオットー」を使うことをオススメします。
なぜかというとローズabsは溶剤抽出法を用いているからです。
これは抽出するときに薬品を使っているということなので、その薬品が残っていることが考えられ、肌につけたとき、それが刺激になってしまう可能性があります。
芳香浴の場合にはどちらでも大丈夫ですが、前章でも言いましたが、私はローズabsの香りが好きなんです。
「なんでかなぁ」と思って調べてみると、溶剤抽出法を用いるローズabsの方が多くの香り成分を抽出できるからなのだそうです。きっと私はそういう香りを好んでいるんでしょうね。
ローズと相性が良いアロマオイルは?
ローズのアロマオイルはフローラル系で、香りの揮発度は「ミドルノート」です。
次はどのようなアロマオイルと相性が良いのかご紹介します。
ブレンドするならフローラル系、柑橘系、エキゾチック系
アロマオイルはブレンドすることでより香りが深くなります。
でも何でも混ぜたら良いというわけではなくて、相性が良いものを選ばなくてはいけません。
ローズはフローラル系なのでもちろん同じフローラル系のアロマオイルは相性が良いです。
また、フローラル系は柑橘系やエキゾチック系とも相性が良いです。
違う系統のアロマオイルをブレンドするとより香りの深みが増すように感じます。
ブレンドしたアロマオイルの効能も得られるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
私はローズには柑橘系を合わせるのが好きです。
例えば「オレンジスイート」とか「ベルガモットやレモン」です。割合は好みですが、私はバラの香りを感じたいのでブレンドするオイルは少なめにします。
それに、ローズの揮発度はミドルノートなので、香りが広がるのがトップノートの次になります。揮発度から考えてもブレンドするオイルはトップノートで香りの強いオレンジはオススメです。
ローズの香りをスッキリした印象に持たせたいならハーブ系になりますが「クラリセージ」をブレンドするのも良いですよ。
ローズ効能で選ぶブレンド
生活の木には元々ブレンドされたアロマオイルもあり、ローズが入ったものでは「ロージームード」があります。
「ローズabs・リツエアクベバ・コパイバ」をブレンドしています。
ローズのフローラルな香りにリツエアクベバのすっきり感、コパイバの森林のような香りで、沈んだ心をリフレッシュさせてくれて、前向きに気分を高めてくれる効果が期待できます。
自分でブレンドするなら
- 落ち込んだ悲しい気分の時には
「ローズ+サンダルウッド」「ローズ+サンダルウッド+オレンジ」で気分転換させるブレンドです。 - 寂しさを感じるときには
「ローズ+フランキンセンス+ベルガモット」というブレンドがオススメです。
私は「ローズ+フランキンセンス+ベルガモット」や「ローズ+ラベンダー」が好きです。
フローラル系にフローラル系を合わせることで、お花畑のような心が明るくなる香りになりますよ。
まとめ
ローズのアロマオイルはちょっと高価ですが、香りがとても良いのでぜひ試してみてくださいね。