数あるアロマディフューザーの中でも人気の高い無印良品の「超音波うるおいアロマディフューザー」。
購入を考えている人は、実際に使ってみた人の感想って気になりますよね。
私もお気に入りのディフューザーです。
今回は感想だけでなく、ミストが出るので加湿効果があるのかや数多くある口コミについても私なりにまとめています。
無印良品のアロマディフューザーうるおいを使った感想
アロマディフューザーは水を超音波でミストにして香りを拡散する機械です。
アロマを楽しむ道具は他にもありますが、私はずっとディフューザーを使っています。使いやすくて香りの広がりもいいところがお気に入りです。
超音波うるおいアロマディフューザー
無印良品のアロマディフューザーは数あるディフューザーの中でも定番の人気商品です。
無印良品ならではのシンプルなデザインで好みを問わないことも人気の理由のひとつですが、お店にはエッセンシャルオイルも売られているのでディフューザーと一緒に買えるというところもいいですよね。
エッセンシャルオイルは花や果実からほんのわずかしか取れない貴重なものなので、芳香剤と比べると値段も高いですが、その分香りもいいですし、花や果実の香りの効能を得られるのもいいところです。
無印良品のエッセンシャルオイルは価格も比較的安めなので、これから始めるという人も試してみやすいと思いますよ。
では、早速商品の特徴です。
無印良品には、「超音波うるおいアロマディフューザー」と「超音波アロマディフューザー」があります。
「磁器アロマディフューザー」という商品もありますが、こちらは超音波アロマディフューザーの本体カバーの部分が磁器になっている物なので、説明は省かせていただきますね。
磁器の温かみがあって、ライトを点けるとかわいい感じがアップするので、そういう雰囲気をお好みの方にはおすすめです。
無印の「超音波うるおい」と「超音波アロマディフューザー」との違いは?
超音波うるおいアロマディフューザーと超音波アロマディフューザーの違いを一言で表すと「大きさ」です。
大きい超音波うるおいアロマディフューザーの方がパワフルですし、ミストの噴出量も多いので、より香りが広がり、広いお部屋でも香りを楽しむことができます。
項 目 | 無印良品 超音波うるおいディフューザー |
無印良品 超音波ディフューザー |
---|---|---|
商品名 型式番号 |
超音波うるおいアロマディフューザー HAD-001-JPW |
超音波アロマディフューザー11SS AD-SD2 |
ディフューザー方式 | 超音波振動方式 | 超音波振動方式 |
サイズ | 直径 168mm 高さ 121mm | 直径 80mm 高さ 140mm |
重 量 | 約520g(本体のみ) ACアダプター含まない |
約220g(本体のみ) ACアダプター含まない |
適用床面積 | 約12~15畳 ※加湿適用床面積ではアリません。 |
約6~8畳 ※加湿適用床面積ではアリません。 |
1時間のミスト量 | 約90~100ml/h | 約25~30ml/h |
タンク容量 | 約350ml | 約100ml |
連続運転時間 | 約180分 | 約180分 |
タイマー | 4段階(180/120/60/30分) | 4段階(180/120/60/30分) |
1時間あたりの電気代 | 約0.41円 | 約0.26円 |
電 源 | ACアダプター(同梱)USBは未対応 電源コード:約170㎝ |
ACアダプター(同梱)USBは未対応 電源コード:約170㎝ |
その他 |
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説明書にも適応床面積が書かれていますが、超音波うるおいアロマディフューザーは約12~15畳、超音波アロマディフューザーは約6~8畳です。
これは目安であって、超音波うるおいアロマディフューザーは「6畳の部屋で使ってはいけない」ということではありません。
ただ、狭い空間で説明書通りに350mlの水にエッセンシャルオイルを7滴~10滴入れて使用すると香りが強くなりすぎてしまいます。
そういう時はエッセンシャルオイルの量を3~5滴に減らして使うといいですよ。
でも超音波アロマディフューザーを広い部屋で使いたいからとエッセンシャルオイルを規定より多く入れるのはNGです。
機械の故障の原因になってしまうので、100mlの水に2~3滴という目安は守りましょう。
超音波うるおいアロマディフューザーを使った感想
アロマディフューザーの使い方はとても簡単です。
水タンクに水とエッセンシャルオイルを入れて、スイッチONするだけ。熱も火も使わない安全なところも人気のあるポイントかもしれませんね。
では、実際に使ってみます。
カバーを外すと、そのまま水タンクです。
超音波アロマディフューザーと比べるとこれだけ大きさに差があります。
ここに水とエッセンシャルオイルを入れます。水は付属の計量カップを使って100ml以上350ml以下の量で入れます。
100ml以下だとミストが出ません。逆に350ml以上入れるとミストを発生させる超音波振動で水が溢れてしまいます。
超音波うるおいアロマディフューザーは口が広いので、水道から直接水を入れられそうに思いますが、それは止めたほうがいいですよ。
蛇口から直接入れることで水タンク中央にある超音波振動板に勢いよく水が当たり壊すかもしれませんし、溢れたり飛び散った水が送風口から本体内部に入り機械が故障する可能性もあります。
付属のカップが150mlで、2回は計らないといけないといけなくなりますが、カップを使ってくださいね。
ちなみに私は往復するの面倒なので、家にあった計量カップを使用しています。
水を入れてエッセンシャルオイルも入れたらカバーを戻してスイッチONです。
親切に「長押し」と書かれたシールが貼ってありますね。一回押すだけだと反応しません。長押しして「ピッ」となると機械が動き始めます。
すぐにシューっとミストが発生して同時に香りも感じました。この芳香が早いというのもディフューザーのいいところです。熱を使うタイプだと温まるまでは香りが弱いですからね。
タイマーが付いていて初めは180分になりますが、MISTスイッチを押すと120→60→30→offとなります。
ライトは2段階で、highとlowです。LIGHTスイッチを押すと点きます。優しさのあるあかりです。
私は普段15畳ぐらいの部屋で使用していますが、十分部屋に香りが広がりますよ。
エッセンシャルオイルは同じ一滴でも種類によって香りの強さが違うので目安にしかなりませんが、今回は私は水350mlに対してラベンダーを8滴入れてます。香りが強すぎないのが好みです。
無印良品のアロマディフューザーは加湿効果もあるの?
友達が我が家に来た時にアロマディフューザーを見て「いいにおい。これで加湿できるの?」と聞かれたので「これは加湿器じゃないから加湿はできないかな」と答えたのですが、ミストがシューっと出ているので加湿もできると勘違いしてしまう人もいるようですね。
実際ネットで検索してみるとこの質問が多かったのでアロマディフューザーと加湿についてお話しします。
ディフューザーに加湿効果はある?
結論から言うと「アロマディフューザーではお部屋の加湿はできません」。
正直なところ私はディフューザーを「アロマに使う物」としか見ていなかったので、友達の「加湿」発言には驚いてしまったのですが、確かに見方によっては加湿器にも見えますね。
加湿器と同じように吹き出し口からはシューっとミストが出ていますし。
なぜミストが出ているのに加湿器の役割はしないのでしょうか。
無印良品の「超音波うるおいアロマディフューザー」は適応床面積が「約12~15畳」で加湿量は1時間当たり「約90~100ml/h」と書かれています。
参考までに我が家にある加湿器SHIZUKUです。
こちらは適応床面積はプレハブ洋室で6~8畳で、加湿量は1時間当たり約300mlでした。
比べてみるとディフューザーの加湿量はとても少ないですね。
製品比較名 |
超音波うるおい アロマディフューザー |
SHIZUKU PLUS |
---|---|---|
ミスト方式 | 超音波方式 | 超音波方式 |
適応床面積 | 約12~15畳 | 約6~8畳 |
1時間のミスト量 | 約90~100ml/h | 約300ml/h |
上記の表をみると、同じ超音波方式でのアロマディフューザーと加湿器では、加湿量(ミスト量)が全然違います。
でも「うるおいアロマディフューザー」のほうが適用床面積は広いのです。
これって間違いやすくこれから購入をお考えの方には知っていただかないと「あとで後悔する」ことになるかもです。
無印良品の「うるおいアロマディフューザー」は超音波式ですが、あくまでも「香りの適応面積」として考えなければなりません。
加湿器の「加湿の適応面積」ではないのです。
ちなみに加湿器の加湿能力別で「適用床面積」は日本電機工業会:JEMAで決められています。
ミスト量によって定格加湿能力別にご家庭での適応機種をこれにより目安として選ぶことができます。
参考サイト>>日本電機工業会の必要加湿量計算方法と規格化
超音波のアロマ加湿器とアロマディフューザーの違いは?
加湿器のSHIZUKUは「超音波式アロマ加湿器」なんですよね。
エッセンシャルオイルを入れるところがあります。あるのは知っていましたが、私は一回も使ったことがありません。
なぜかと言うと、香りをさせようと稼働させるとずっと部屋を加湿し続けるんですよね。湿度が上がり過ぎます。
乾燥する冬場はまだよくても夏は湿度を上げたくないですから余計使いたくないです。
「超音波式アロマディフューザー」と「超音波アロマ加湿器」名前がよく似ていて紛らわしいですが、どちらに重点を置いているかと言うことだと思います。
アロマディフューザーは芳香に、アロマ加湿器は加湿に重点を置いているということです。
私は年中超音波アロマディフューザーを使っていますが、使っていて部屋がジメッとするなぁと感じたことはありません。
部屋の広さや環境にもよるのかもしれませんが基本的に季節に関係なく使うことができますよ。
無印良品のアロマディフューザーの口コミって本当?
無印良品の超音波アロマディフューザーは人気商品なので、口コミの件数もとても多いです。
購入を検討している時こういう口コミを参考にする人も多いですよね。評価は高いですが、エッセンシャルオイルやディフューザーのことをよく理解できていないために低い評価を付けている場合もあります。勘違いしやすい点をご説明します。
「香りがすぐにしなくなる」は本当?
口コミを見ていて気になったのが「ディフューザーは初めは香りがするけど、すぐに香りがしなくなってしまった。」という口コミです。
まず、人間の嗅覚はにおいに慣れるんですよね。香りはしているのに慣れてしまって感じなくなるということです。
例えば、お家でカレーを作っている時、初めはカレーのにおいを感じますが、ずっとその部屋にいると気にならなくなりますよね。でも一旦外出して、帰ってきたら玄関を開けた瞬間カレーのにおいを感じたという経験はないですか?
アロマも同じです。
ずっと同じ部屋にいると嗅覚が慣れて感じにくくなるんです。そんな時でも一旦部屋を出て戻って来れば香りを感じると思いますよ。
あと、香りがなくなってしまうと感じる原因はエッセンシャルオイルの種類にも関係があります。
この口コミをした人は何のエッセンシャルオイルを使用していたかはわかりませんが、推測するにトップノートのエッセンシャルオイルを使っていたのではないかと思います。
エッセンシャルオイルの揮発速度はトップ、ミドル、ベースという3つのノートに分けられます。
トップノートは揮発速度が早く、20分〜30分しか持続しません。そのため、香りがなくなってしまうと勘違いしてしまうことがあります。
トップノートの香りはオレンジやグレープフルーツ、ベルガモットなど、親しみやすい柑橘系やハーブ系でもユーカリやタイム、ミントなど爽やかで使いやすいエッセンシャルオイルに多いノートです。
こういうエッセンシャルオイルを使っている場合には香りは早く感じられなくなりますが、これはディフューザーの問題ではなく使用するエッセンシャルオイルの種類が原因です。
エッセンシャルオイル以外の物は使えないの?
無印良品のディフューザーに使用できるのはエッセンシャルオイルのみとなっています。エッセンシャルオイルは精油とも呼ばれ、天然抽出成分100%で不純物の入っていないもののことを指します。
アロマオイルやフレグランスオイルも似たような名前でややこしいですが、アロマオイルやフレグランスオイルというのは、天然抽出成分も含んでいる場合もありすが、アルコールや香料などその他の物も含んでいます。
日本では「アロマオイル」という名前が「エッセンシャルオイル」認知度が高いため、エッセンシャルオイルの売り場にもアロマオイルと書かれていることがあります。
天然抽出成分100%かどうかを見分けるポイントは「ボトルの説明書き」を見てみましょう。そこに「精油」や「エッセンシャルオイル」と書かれていれば天然抽出成分100%ということになります。
では、なぜエッセンシャルオイルしか使用できないのかというと、説明書には「香料や合成香料を含むアロマオイルや、不純物・固形物を含むオイルは故障の原因となる」と書かれています。
確かに合成香料などは何が入っているかわからないので詰まったりするといけないですからね。
あと説明書に書いていたわけではありませんが、私の見解として、ディフューザーでエッセンシャルオイルを芳香し、それを吸引することで香りの有効成分を得る芳香浴で、合成香料を含むものを空気中に芳香しそれを吸引するとなると合成香料も吸引してしまいますよね。果たしてそれは体にとってどうなのかということです。
ディフューザーにはエッセンシャルオイルを使いましょうね。
まとめ
無印良品の超音波うるおいアロマディフューザーは使い方も簡単で、人気が高いのも納得です。お店にはエッセンシャルオイルも売られているので一緒に購入できるのもいいですね。(チカ)